広島青苔会はこのほど、広島市の広島城周辺で開かれたフードフェスティバルに出店。昨年好評だった「手巻きごはん」を今年も無料提供し、来場者に海苔の魅力を伝えた。
昨年より1台多い3台の焼成器を用意し、その場で焼いた海苔の上に炊きたての新米をのせて提供。参加者は天かすやふりかけを使い、好きなように手巻きごはんを作っていた。
今回用意したのは、福岡産の最上級海苔。不作で原料が高騰している中だが、「最高品質の海苔と炊きたてご飯が強いインパクトになる」(東寛充代表幹事)との考えで実施した。
試食した消費者からは「こんなにおいしい海苔は初めて」「焼きたてがこれほど違うとは知らなかった」など驚きの声が聞かれた。
販売コーナーでは、会員企業の商品約2000円分が入った詰合せを半額で提供。用意した290袋は、開始1時間半で完売した。「海苔が高騰しているのを知っている人も多く、吟味して商品を選んでいた」(担当者)という。
さらに、東代表は「手巻きご飯を食べた人からは、とにかく海苔がおいしいという感想をたくさんいただいた。家庭でもやってみようと思われ、需要の喚起につながればうれしい」と話していた。