8.8 C
Tokyo
8.8 C
Osaka
2025 / 12 / 06 土曜日
ログイン
English
流通・飲食小売イオン「まいばすけっと」へ重点投資 コンビニよりも安く買えるイメージで都市部にフィット 店舗数倍増へ吉田社長が意欲

イオン「まいばすけっと」へ重点投資 コンビニよりも安く買えるイメージで都市部にフィット 店舗数倍増へ吉田社長が意欲

 イオンの吉田昭夫社長は10月9日、上期決算説明会に臨み首都圏の戦略的小型店の中核として「まいばすけっと」に投資を重点配分して店舗数を倍増していく考えを明らかにした。

 「まいばすけっと」は上期(2月期)、72店舗を新たに開業し1175店舗(前年同期比56店舗増)。
 引き続き横浜・川崎・東京23区を中心に首都圏での出店を拡大していき、値頃感創出のイメージで差別化を図る。

 「今、『まいばすけっと』が非常に都市にフィットしている。お客様から見ると都市部におけるコンビニよりも安く買えるイメージを持っていただいており、小型フォーマットで非常に競争力がある。いち早く(店舗数を)倍にしなくてはいけない」と意欲をのぞかせる。

 「まいばすけっと」でのプライベートブランド「トップバリュ」の売上が「まいばすけっと」全体売上の20%を占めるまでに高まっている点にも勝算を見込む。

 「(トップバリュの売上構成比を)もっと高めていけば、価格競争力と値入が入っていき、もう少し収益性の高いものになっていく。店舗数を増やせればさらにメリットが出てくるため、『まいばすけっと』は今後非常に力を入れていく業態と位置付ける」と期待を寄せる。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。