6.7 C
Tokyo
3.9 C
Osaka
2025 / 12 / 16 火曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)ミドル世代 「贈ってみた」から始めるギフト

ミドル世代 「贈ってみた」から始めるギフト

先日、中学2年のわが子のハンドボール部の地区大会があった。今は子どもが少ないからか、親の応援が活発で、同部の応援は2年生の親40~50歳代が中心だ。

▼食品界は、歳暮商戦が始動した。ギフト市場は通年では個人の記念日需要などの伸長で微増傾向だが、歳暮・中元市場は縮小が続く。歳暮の購入者は70歳代が中心だ。そこで、各社がギフト次世代とする40~50歳代が重要なのだが、ある調査で同年代の半数以上に贈答習慣がないという。それでも40~50歳代のギフト購入は約3割あり、その贈答先で多いのが高齢の親や祖父母だ。その需要に対して各社対応を強化する。

▼同居のわが家は80歳代の親が親戚への贈答を担う。商品選びや、御礼の電話のやり取りなど楽しそうだ。贈答文化は親の認知症予防にも良いのではないか。

▼高齢の親と離れて暮らす40~50歳代も多いと思う。子ども世代は「踊ってみた」という動画が流行っているらしいが、贈答習慣がない40~50歳代は、親へ贈るという行為を照れずに「贈ってみた」の軽い気持ちから始めてみてはいかがか。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。