コカ・コーラシステムは、世界最軽量化を実現した185gアルミ飲料缶を「ジョージア」缶コーヒー全品に採用し8月から関東エリアで製造販売している。
世界最軽量化は、東洋製罐が開発した缶底耐圧強度向上技術を用いて実現。
これにより1缶当たり13%の資材使用量を削減して、缶胴部の重量を7.0gから6.1gへと0.9gの軽量化を実現。1缶当たりの温室効果ガス(GHG)排出量は、従来の缶と比べて約8%削減される。
缶蓋とラミネートの合算重量は従来どおり2.7gで、缶胴部・缶蓋・ラミネートを足し合わせた缶重量は8.8gとなる。
1983年の185g缶の缶重量は41g。2014年に9.7gへと軽量化された。
なお185g缶は、185gの充填を意味し、容器を除いた中味(飲料)そのものの重量となる。
「ジョージア」の185gアルミ飲料缶はコカ・コーラ社製品の缶容量の中でも大きなウェートを占める。
缶底耐圧強度向上技術は、飲料缶の底部をリフォームして強化し軽量化を図る技術。
従来の製缶技術と比べて高い缶底耐圧強度を提供することができるなど品質と軽量化が両立できる革新的技術であり、アルミ材料の使用量削減にともなうGHGの排出量減少にもつながる。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンは8月から茨城工場と埼玉工場で世界最軽量の185gアルミ飲料缶を使用した「ジョージア」を製造している。