8月20日、堂島取引所の米穀指数「堂島コメ平均」の取引をSBI証券が開始した。13日に開始していた岡安商事、コムテックス、北辰物産に続く4社目で、米穀指数市場が本格的にスタートした。
同日開催した上場セレモニーで、同取引所の有我渉社長は「全国の一等米の平均米価を対象とした商品先物取引。特定の産地・品種・銘柄に限らないため多くの業者が参加でき、海外の投資家にも開かれている。世界に打って出る商品に育てたい」と抱負を述べた。
また北尾吉孝SBIホールディングス代表取締役会長兼社長は「堂島取引所へ2011年に出資して以来、一日千秋の思いで今日の日を待ちわびた。米穀指数市場の開設には3つの大義がある。国際金融都市OSAKAの実現。生産者・卸売・消費者の課題解決。そしてイノベーターとしての堂島取引所の復活だ」と市場の意義を強調。吉村洋文大阪府知事らも祝辞を述べた。