「うまい海苔」投票で決定 最優秀賞に愛知の生産者 大森本場乾海苔問屋協組

大森本場乾海苔問屋協同組合は5月25日、東京都大田区の大森海苔会館で第43回海苔テイスティングコンテストを開催した。海苔商社など40人超が全国の海苔を味わい、「海苔の産地当て」に挑み「うまい海苔」の投票を行った。

熊本、香川、三重、徳島など海苔の産地を当てる「産地当てコンテスト」では、原海苔店の原廣一郎氏ほか1人が12問中6問正解し、1位を獲得。金子海苔店の金子博治氏ほか3人が5問正解で2位に、米忠海苔店の並木悠登氏ほか4人が4問正解で3位となった。

「うまい海苔コンテスト」では、愛知県の生産者・岩瀬明彦氏の等級「西尾味沢・冷A○重優」(4回汐・共販落札価格1百枚6千円)が過半数から得票し最優秀賞を受賞。福岡・成清龍洋氏の「大和・旬○一」(1回汐・同4千629円)、佐賀・山田義弘氏の「早津江・初○1」(1回汐・同5千390円)が優秀賞を受賞した。

コンテスト終了後、海苔の流通を研究する日隈美朱富山大学助教が「若者×海苔」をテーマに講演した。