女性誌「ハルメク」を発行するハルメクは、通販事業で販売するおせちの読者試食会を、5月23日に東京会場、27日には大阪会場で開催した。5年ぶりの開催で、両会場各60人の定員に911人の応募があった。
今年は「3世代で楽しめるおせち」を特に意識したほか、初めて1万円以下のおせちも投入する計画だ。今回の試食会を経て、最終的な商品を決定する。
今年のテーマは「驚きと発見」。同社のおせちは「読者と一緒に作ってきた」(同社)ことで、「若い人が飽きる」という意見もあった。そこで、今年は特に3世代を意識し、若年層向け商品も多く投入する。
今回の試食会では27品目を提供するが、うち19品目が新商品。新商品では、「のど黒手網焼」のほか、「豚肉とドライフルーツのパテ」「真鯛のムニエルジェノバソース」など洋風メニューも多種揃えた。
今後は、読者会の評価を踏まえ、味の改良や販売取りやめなども含めて、6月に完成させ、8月には予約販売がスタートし、12月29日か30日に購入者に届く。商品は冷凍なので、冷蔵で24時間解凍する。
「ハルメクのおせち」シリーズは、プレミアムの「福寿」やスタンダードの「彩」などがあり、彩では、1人前25品目入りで8千円(税込)と、初めて1万円以下のおせちを導入予定。2人前、3人前、4人前、6人前(36品目3万3千600円)もラインアップしている。
同社おせちの特徴として、2~3人前などの商品はなく、すべて人数ごとに企画し、例えば4人前の商品にはエビを4尾入れている。