15.3 C
Tokyo
12.9 C
Osaka
2025 / 11 / 18 火曜日
English
加工食品製粉パン粉「最低でも据置きを」 全国パン粉工業協組 小澤理事長
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

パン粉「最低でも据置きを」 全国パン粉工業協組 小澤理事長

全国パン粉工業協同組合連合会は5月28日、岡山市で総会を開催。この中で小澤幸市理事長(富士パン粉工業社長)は価格改定に触れ、「最低でも据え置き、モノによっては値上げしなければ満額取り切ることはできない」と強調した。

この春の麦価改定で小麦粉価格は強力粉が下がった一方、中薄力粉が上昇した。これを受けパン粉各社からは「強力が下がったと言っても、運賃や電気代、副原料は上がり、試算すると足が出る」「中薄力粉は値上げ分に加え、物流費やエネルギーも上乗せしなければならない」といった声が挙がった。

西日本パン粉協同組合の小谷一夫理事長(小谷食品社長)は「西日本でも値下げするという企業はなかった。何か一つが大きく値上がりしたのではなく、あれもこれも少しずつ上がって結局儲かっていない状況だ。それを踏まえ、下げられない現状を理解してもらうことが大事」と述べた。

このほか、会員企業からは「人手が足りずに量産したくてもできない」など人員不足や物流に関する切実な状況が報告された。

なお、会が9月に50周年を迎えるのに合わせ、10月に東京で記念事業を開く計画が報告された。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点