第23代ミス揖保乃糸を披露 兵庫県手延素麺協同組合「大神神社記念例祭」

兵庫県手延素麺協同組合は10、11の2日間、兵庫県たつの市の大神神社(通称・素麺神社)で「平成の大改修20周年記念例祭」を開催した。そうめん発祥の地とも伝えられる三輪明神大神神社から分祀を受けて、明治32年に建立。平成16年に実施した大改修から今年で20年の節目を迎えることから、記念例祭を執り行った。

10日の宵宮には、県立龍野北高校総合デザイン科の学生が描いた絵馬を奉納。11日の本宮は、大神神社境内や揖保乃糸資料館「そうめんの里」にて神事やイベントを催し、生産組合員や職員、地元特約店・食品卸、製粉・機械メーカー関係者ら多数が参拝し賑わった。

例祭の様子 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
例祭の様子

本宮の記念例祭は、三輪明神大神神社の楽人・巫女を招いた神楽や代表者による玉串が奉納され、乾麺業界の発展と商売繁盛を祈願した。

そうめんの里のステージイベントでは、「ミス揖保乃糸引継ぎ式」が行われ、第23代ミス揖保乃糸に選ばれた4人に、第22代のミスからたすきが手渡された。

また、4人を代表して原田佳歩さんが抱負を語ると、スペシャルゲストとして登壇した、CMキャラクターを務める女優・八木莉可子さんが、「一緒に揖保乃糸の魅力や美味しさを伝えていきましょう」とエールを送った。

関係者を集めて行われた直会では、井上猛理事長があいさつ。「いろんな人が購入でき、美味しく食べられるものをと提供しているのが『揖保乃糸の上級品』。これからもしっかりと作り続け、より多くの人に食べてもらうことで、手延べそうめん業界、日本の伝統文化が成長する礎となって欲しいと願う。いろんなパターンで幅広い商品を提案しながら、品質の良さを徹底的に伝えられるような組織として頑張りたい」など話した。