逆光線(コラム)ターゲットの明確化

ターゲットの明確化

季節の変わり目にスーツを新調した。ちょっとしたこだわりを持たせるためパターンオーダーをお願いしたが、しっかりとした出来栄えで感心した。

▼フルオーダースーツは、一人ひとりの体形、肩幅、股下、腕の太さ・長さなど細かい採寸をしたうえでつくるため高額になりやすい。パターンオーダーにしたことで、完璧とは言えないが十分なフィット感と1着5万円程度に抑えることができ、満足した。

▼オーダーの良さは、生地やサイズに加え、ボタンや裏地など細かい注文もできることだ。中には、袖をまくれるように袖口のボタンの部分が開閉できるようにする「本切羽」などの注文も可能だ。飾りのボタンだけがついている「開き見せ」に比べて作りが複雑で高い縫製技術が求められるため、高級感のある仕上がりになる。

▼量産でき、低価格で提供できる既製服は価格も手頃で人気が高い。少しこだわりを持ちたいパターンオーダー、完璧な仕上がりを求めるフルオーダースーツは敷居が高いが、繰り返し利用する人が多い。最近は、付加価値商品の開発を進める食品メーカーの話をよく聞く。ターゲットを明確にすることの重要性を改めて考えさせられた。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。