8.2 C
Tokyo
6.2 C
Osaka
2025 / 12 / 16 火曜日
ログイン
English
その他各種イベント・展示会・講演会Plug and Play Food&AgTech EXPO スタートアップと大手企業の「隙間」を仲介

Plug and Play Food&AgTech EXPO スタートアップと大手企業の「隙間」を仲介

Plug and Play Japan(東京都渋谷区、ヴィンセント・フィリップ社長)は、同社イベント会場で「Plug and Play Food&AgTech EXPO」を3月13日に初開催。食品関連のスタートアップ企業経営者と食品大手の新規事業推進担当者らが、国内の新規事業推進における企業間協業の現状について語り相互交流の深化を模索した。

当日は、前半で食品関連のスタートアップ企業3社(Kinish、UMAMI UNITED JAPAN、ファーメランタ)がそれぞれ事業紹介。その後3社代表がパネルディスカッションした。後半は食品大手(味の素、キリンホールディングス)の新規事業推進、CVC担当者らが、自社新規事業の概要を紹介。両社担当を交えたパネルディスカッションが行われた。

パネルディスカッションでは、スタートアップ企業から「大手企業と理想的な協業関係を構築するための伝達方法や、関係構築までのスピード感にハードルを感じる」などの意見が出された。

食品大手からは「窓口担当者がスタートアップ企業の価値を理解できていても、他部門の担当者はそれぞれの視点で状況を把握しようとする。そのため社内意思の統一に苦心する」などの意見が交わされた。

これに対し同社の相馬由健・食品・飲料チームディレクターは「スタートアップ企業と大手企業に存在する“隙間”を穴埋めすることも開催趣旨の一つだ」と説明し、今後同様なイベント開催を通じ、企業連携による新規事業の創出と推進をサポートしていく、と述べた。

同社は米国発のアクセラレーター・ベンチャーキャピタル。日本には2017年に進出した。国内外の企業に対し、情報交流の域を越えた意思疎通に貢献していくことが期待される。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。