21.4 C
Tokyo
19.9 C
Osaka
2025 / 11 / 17 月曜日
English
加工食品菓子「キットカット」サンリオと春の新生活を応援 個包装に28種類のキャラクターが発するメッセージ掲載 外装内側は「いちご新聞」
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

「キットカット」サンリオと春の新生活を応援 個包装に28種類のキャラクターが発するメッセージ掲載 外装内側は「いちご新聞」

 ネスレ日本は「キットカット」でサンリオのキャラクターとコラボして春の新生活を応援するマーケティング施策を展開する。

 4月1日に期間限定発売する「キットカット サンリオキャラクターズ いちごミルク味」の個包装には、28種類のサンリオのキャラクターが発する新生活応援メッセージを掲載。応援メッセージは、各キャラクターの個性を活かして考案されたものとなる。

 チョコレートの季節限定フレーバーが難しいとされる4月に、コミュニケーションを前面に押し出した施策を展開して売場を確保し需要喚起していく。

 ネスレ日本コンフェクショナリー事業本部インツーホームマーケティング部の石井千尋氏はサンリオとのコラボについて「コミュニケーションツールという共通価値があり、一番の目的はそこから相乗効果を生み出すことにある」と語る。

左からネスレ日本の石井氏、ハローキティ、サンリオの山本氏
左からネスレ日本の石井氏、ハローキティ、サンリオの山本氏

 「キットカット」の効果としては、サンリオキャラクターズファンからの新規ユーザーの獲得を想定する。

 一方、サンリオとしてはキャラクターのブランディング効果を見込む。
 サンリオ国内営業本部2部の山本恵理氏は「昔は『ハローキティ』だけのコラボだったが、今回は多くのキャラクターを採用していただき『キットカット』ブランドを通じてお届けできる」と期待を寄せる。外装紙パッケージは8種類のデザインを用意。

パッケージの内側には、新生活を少しハッピーに過ごしてもらう目的から、サンリオの「いちご新聞」特別号が印刷されている。

外装紙パッケージの内側に掲載されるサンリオの「いちご新聞」特別号
外装紙パッケージの内側に掲載されるサンリオの「いちご新聞」特別号

 期間限定品に留まらず「キットカット」ブランドでも、サンリオのキャラクターとコラボしたARデジタルサービスを展開する。

 これは、「キットカット」定番品の個包装をスマートフォンで読み取ると3Dのサンリオキャラクターズとメッセージ欄が登場しSNSでシェアなどができる内容となっている。

 「これまでパッケージもギミックを使ったコミュニケーションだったが、今回はサンリオさまとコラボさせていただくということで初年度に大きな投資を行った。春の一大イベントにしていくことを目標としている」(石井氏)と意欲をのぞかせる。

 

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点