日本コカ・コーラは、独自電子マネー「Coke ON Wallet(コークオン ウォレット)」との組み合わせにより自販機で小銭や紙幣をチャージできる新サービスを開始する。
「Coke ON Wallet」に新機能「自販機チャージ」を導入し、3月中旬以降、自販機チャージ機能対応自販機を順次展開していく。
「Coke ON Wallet」の利用者拡大が目的。
2月21日発表した永井宏明ベンディング事業部ディレクターは「財布の中にたまっている小銭をチャージするなど気軽に活用していただきたい」と呼びかける。
チャージ方法は、現金チャージとおつりチャージの2種類がある。
現金チャージでは、チャージしたい金額を自販機に入れ、おつりチャージでは、現金で飲料を購入した際の釣り銭を自動でチャージする。
どちらも小銭は10円玉・50円玉・100円玉・500円玉でチャージが可能。釣り銭などの小銭の持ち歩きが不要になる点と、「Coke ON Wallet」の利用で「Coke ON」ポイントが貯まる点がメリットに挙げられる。
永井ディレクターは「『Coke ON Pay』の登録者数は24年2月で1000万人を突破したが、まだ拡大余地がある。利便性やポイントが貯まるメリットを体験していただくことで、継続的なキャッシュレス利用につながるはず」と意欲をのぞかせる。
生活者の身近にある自販機での体験を契機に、キャッシュレス決済デビューにもつながりうるとみている。
自販機チャージサービス開始を記念し、同サービスの利用者にポイント還元キャンペーンも開催。キャンペーンは24年3月中旬から24年12月31日までを予定する。