加工食品調味料・カレー類「バーモントカレー」に一流シェフの知恵 10分で上質な味わいに ハウス食品
カナエ モノマテリアルパッケージ

「バーモントカレー」に一流シェフの知恵 10分で上質な味わいに ハウス食品

ハウス食品は調理型カレーの新製品として、一流シェフの知恵を取り入れた濃縮ペーストルウ「バーモントカレーシェフズアレンジ」を2月12日から新発売する。

若年夫婦二人世帯に向け、フライパンで10分調理するだけでシェフがアレンジしたような上質な味わいのカレーを楽しめる製品を提案する。ラインアップは「果実仕立て」(110g)と「クリーム仕立て」(108g)の2品。各税別参考小売価格270円。国内売上ナンバーワンカレーブランド「バーモントカレー」から発売61年目の新提案に取り組む。

「バーモントカレーシェフズアレンジ」は「スパイスを加熱する際にハチミツを入れてキャラメリゼを行う技法」「材料を煮込むときに水ではなくブイヨンを使用する調理法」など、一流シェフである「シェ・イノ」古賀純二氏の知恵を取り入れたことが特徴。バーモントカレーらしい「りんごとハチミツのやさしい甘み」とターゲットが求める「カレーのコク深さ」が両立した上質な味わいを実現した。

素材本来の風味を残しつつ、じっくり煮込んだおいしさを濃縮する同社独自の濃縮ペーストルウ製造技術により、薄切り肉と玉ねぎをフライパンで炒め、ペーストを溶かして少し煮込むだけの計10分で長時間のおいしさに仕上がること、固形ルウに比べ主な油脂の融点が低いため、片付けの際にべたつかず洗い物が楽になることも特徴だ。

同社は「バーモントカレーシェフズアレンジ」のプロモーションに力を注ぐ。クーポンキャンペーンの実施、90秒CMの公開も予定。「バーモントカレー」のテレビCMでもぶら下がりで紹介する方向だ。特にターゲットに合わせたデジタル施策の積極展開を通じ、認知の獲得、トライアルの促進を図る。

ハウス食品は2月2日、都内で新製品発表会を開催し、調理型カレーの事業戦略や「バーモントカレーシェフズアレンジ」の開発について紹介した。

食品事業一部の山本篤志ビジネスユニットマネージャーは調理型カレーについて「トップメーカーとして全方位戦略をとっていきたい」とし、嗜好の多様化と世帯構造の変化に対応する考えを強調した。製品展開に加え、3つの価値(コスパ、タイパ、エンターテイメンパフォーマンス)を訴求していく考えも示した。

「バーモントカレー」について「ライフステージが変化した時、常にお客様に寄り添い進化(深化)するブランドでありたい」としたうえで、課題ターゲットの若年夫婦二人世帯に対応した製品を投下し、ブランドの拡張と市場の拡大につなげる考えを示した。

「シェフズアレンジ」について「夫婦二人の食卓をより良いものにできるカレー」を目指し、「シェフがバーモントカレーのルウを使って作ったような上質なカレー」を開発コンセプトにしたことを紹介した。

開発研究所開発一部の濱洲絋介グループ長は濃縮ペーストルウとフレンチシェフの技法について紹介したうえで「シェフズアレンジ」の風味について「目指したのはやさしい甘みのあるバーモントらしさ(安心感)とシェフが作るようなカレーのコク深さ(上質感)の両立」と述べ、試作検討を重ね、上質な味わいを実現したことを報告した。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。