米粉パンコンテストin山形 県内米粉パン店がグランプリ

山形県が主催した「第1回おいしい米粉パンコンテストinやまがた」の最終審査が1月24日、山形市内で行われ、山形県東根市の米粉パン店あおいそらの「くるみレーズンパン」がグランプリに輝いた。くるみレーズンパンは米粉割合が82%。ほどよい甘さの生地にくるみとレーズンを練り込み、食べやすいサイズにした。

準グランプリには、東京都品川区の東京マリオットホテル:ペストリー&ベーカリー GGCo.の「もちカリッ塩パン」と岐阜県恵那市のパン工房ボネロの「米粉パンスイス〜ラフランスとずんだ」が選ばれた。

同コンテストは「毎日食べたくなる米粉パン」をテーマに全国から自慢の米粉パンを募集。15都道府県から84品の応募があった。服部幸應審査委員長(服部学園理事長)をはじめとした5人の審査員と30人の一般審査員が、一次審査を通過した21品から最終審査でグランプリ、準グランプリ、優秀賞、マイ米粉パン賞を決定した。表彰式は2月17日に山形県観光物産会館で開かれる。 

服部審査委員長は「グランプリの『くるみレーズンパン』はもちっとした食感、くるみの風味がおいしく、今回のテーマに特に合致していた」と講評。さらに「米粉パンの技術が向上しているのを感じる。今後はぜひ、米粉100%、グルテンフリーに取り組む事業者が増えてほしい。米粉の可能性と将来性を感じた。これを機に米粉パンの普及を願う」と感想を語った。

一方、消費者から選ばれた一般審査員からは「いろいろな米粉パンを食べることができて勉強になった。今後の米粉パン開発の参考にしたい」(高校生)や、「このコンテストのように一般人がかかわれるような催しをしてくれると米粉が身近に感じられる」(アンケートより)といった声が寄せられた。