J-オイルミルズ 賞味期限を年月表記へ 家庭用食用油製品

J-オイルミルズは、24年4月から家庭用食用油の賞味期限表示を「年月」表示に切り替える。フードロスの削減や物流段階での労働負荷軽減につなげる。

年月表示の対象製品は家庭用食用油製品(一部製品を除く)で、4月から順次切り替えを進める。従来の年月日表記から年月表記に切り替えることで、流通段階において日単位から月単位の在庫管理となり、保管・配送・入出荷時の業務効率化や、廃棄ロスの削減にもつながる。品質上の問題がないことを確認し、年月表記への切り替えを決めた。

物流の2024年問題を目前にひかえ、流通段階の負荷発生の要因となっている納入期限ルールの統一や年月日表記の見直し、賞味期限延長が求められている。年月表記の導入は、先入れ先出しが求められる流通段階や店頭での負荷軽減効果が大きいとされている。

同社では「食品サプライチェーン全体での環境負荷・労働負荷低減の取り組みを通じ、企業理念である『おいしさ×健康×低負荷』で持続可能な社会の実現に貢献する」としている。