マリンフード 豊中市へ24年連続寄附 学力向上マリンプランで

大阪府豊中市に本社と本社工場を構えるマリンフードは昨年12月25日、同市に500万円を寄付した。同市の教育行政活用が趣旨で、1999年から24年連続で実施している。当日は吉村直樹社長、吉村厚美専務が同市役所を訪れ、長内繁樹豊中市長に目録を贈呈したほか、和やかに会談も行われた。また、今回は本社工場以外の3工場がある大阪府泉大津市、滋賀県長浜市、埼玉県狭山市の3市にも各100万円を寄付している。

同社は1999年(平成11年度)から、豊中市の教育行政に対して様々な寄付を実施しており、2008年からは学力向上マリンプラン(豊中市小中学校学力向上の為の助成金)が発足。同プランでは、希望する各校から、各校の実態・課題をふまえ、どのような力をつけたいのか、学校の独自性を生かしたどのような取り組みを展開するのかをまとめた計画書の提出を求め、計画を支援することで子どもが輝く活力ある学校づくりを推進している。

これまでの主な活動は、小学校外国語活動の推進を目指した電子黒板配備や専門家を招いた校内研修会の実施、伝統文化にふれる百人一首大会開催、放課後学習の導入、近隣の大阪音楽大学との連携で大学生の学習支援アドバイザーを活用した学習会実施など、幅広い観点で実施してきている。

また、同社は豊中市の小中学校教育に対する永年の寄付活動の功績で、内閣府から「紺綬褒章」をこれまで6度受章している。