10.2 C
Tokyo
9.8 C
Osaka
2025 / 12 / 07 日曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)「慮る」ことができない人たち

「慮る」ことができない人たち

テレビの正月特番で俳優の芦田愛菜さんが2024年の目標を聞かれ「慮」と答えていた。「慮」は、よくよく考える・想いを巡らせること。「慮る(おもんぱかる)」は「相手の気持ちを察しようと思いを巡らす様子」や「周囲の状況を考えて行動する様子」をいう。

▼1月1日に発生した能登半島地震。いまだ被害の全容は見えないが、被災地では必死の救助活動やライフラインの復旧活動が続いている。食品業界でも地元生産者・メーカーや卸、小売店などが被災。特に小さな酒蔵の被害は甚大と聞く。被災地の復旧・復興のために何ができるのか。個人、企業、業界それぞれのステージで力を尽くしていきたい。

▼人気ユーチューバーのHikakinさんは、今できる3つのこととして①募金②フェイクニュースを拡散しない③被災地に言葉をかけてあげること――を動画で呼びかけた。

▼しかしながら、またもや有名人やインフルエンサーと呼ばれる人たちの現地入りが相次ぎ報じられている。自身の承認欲求を満たすためだけに動く人たちにこそ、「慮る」ことを覚えて欲しい。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。