15.1 C
Tokyo
12 C
Osaka
2026 / 01 / 13 火曜日
ログイン
English
その他決算・業績桃屋 再び増収増益基調へ 営業活動改革と新製品で

桃屋 再び増収増益基調へ 営業活動改革と新製品で

桃屋は2024年度(24年9月期)の方針として「営業活動改革と新製品『おいしい唐がらしソース』(23年8月発売)の育成で増収増益基調を取り戻す」(小出雄二社長)との考えを明らかにした。10期連続増収増益を目指した23年度(23年9月期)は減収減益で着地。24年度は二つの施策に取り組むことで再び増収増益を目指す。12月22日に開いた近況報告会で強調した。

同社の23年度売上高は前年比2.4%減、営業利益は同12%減。コロナ前の19年度に比べ売上高は17%増、営業利益は45%増の水準を維持したが、10期連続増収増益は達成できなかった。

品群別売上高は、海苔佃煮が2.7%増、機能性表示食品(「いつもいきいき」)が2.5%増と前年を上回り、中華壜詰も0.6%減と微減にとどまったが、食べる調味料が8.0%減、キムチ調味料が6.1%減と前年を下回った。売上面では22年11月に値上げした食べる調味料群と23年3月に値上げしたキムチ調味料群が前年を下回ったことが響いた。利益面では売上減に加え、原材料費、エネルギー費などのコスト増の影響が大きかった。

値上げの影響で売上減になったことについて小出社長は「外的要因もあるが、値上げした製品の売上を落とさないための営業活動が不十分という内的要因もあった」と強調。この反省を踏まえ、24年度は重点施策の一つとして営業活動改革に取り組む。

具体的には「営業担当全員がお客様の近くで仕事をすることをスローガンにして活動の質と量を改革する」(小出社長)。内勤時間割合を25%以下にする一方、23年10月から活動を可視化できるツールを稼働。「営業の生産性を上げて製品の露出を高めていく」「『ごはんのお供から料理のお供へ』を軸に、新しいお客様に桃屋製品を試してもらえるように、まず営業担当がお客様に価値を伝えていく」(同)。

重点施策のもう一つとして日本人の味覚に合うペッパーソースとして発売した「おいしい唐辛子ソース」の育成に取り組む。8月下旬に発売し、10月下旬から11月初旬にかけて山田裕貴さんを起用したTVCMを全国(一部エリアを除く)で放映。生活者からも好感触を得ている。

一部ECサイトでの販売は好調に推移しているが、店舗での取扱率は目標の半分程度で「大きな課題」(小出社長)だ。公式Xを通して取扱店舗を伝える対策も講じているほか、12月にも関東エリアでCMを投下し、さらに24年3月にも全国でCMを放映する計画。「取扱率を上げて価値を伝えることで売上を作っていく」(同)との考えだ。

関連記事

インタビュー特集

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。