「丹波黒」黒豆の奉納 160年ぶりに復活

フジッコをはじめとしたメーカーや生産者らで組織する丹波黒黒豆奉納実行委員会は12月13日、都内・上野東照宮で「黒豆奉納式」を開催した。「黒豆奉納式」は江戸時代に篠山藩から丹波黒が徳川幕府に献上されていた史実に則り、初代将軍家康らをまつった上野東照宮の金色殿で新たに奉納として約160年ぶりに実施した。

式にはフジッコの福井正一社長、小田垣商店の小田垣昇社長のほか、徳川宗家第19代当主の徳川家広さんや俳優の松平健さんが参加。江戸時代の献上品と同様に、今年収穫されたばかりの丹波篠山産の黒豆「丹波黒」を本殿に供え、新穀の豊穣を報告し、来年のさらなる豊作と関係者の無病息災を願った。

同企画は、おせち料理の定番である黒豆のいわれや食文化、歴史を振り返るとともに、栄養やおいしさを知ってもらうことを目的に実施したもの。

フジッコら実行委員会は、23年が和食の世界文化遺産登録10周年という節目の年ということもあり、年末年始の需要期に合わせ黒豆に関する情報発信の場を設けることを決めた。

式を終えた松平健さんは「黒豆は好きでたくさん食べている。体に良い黒豆を皆さんにも食べていただきたい」と話した。

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