ファミリーマートは、プライベートブランド「ファミマル」の日商が2021年10月19日のブランド誕生から今年10月まで24ヵ月連続で前年を超えたことを明らかにした。
加盟店の利益率にも貢献。
12月4日、取材に応じた細見研介社長は「少しずつ利益率の高い商品を売っていった。加盟店様に少しでも利益率の高い商品を売っていただくことが非常に大事。我々も自信作を自社メディアでアピールして拡販していった。最初は在庫の問題があり、おっかなびっくりでやっていた部分もあり、マーケティングはNBの価格戦略とも密接に絡み難しいところもあったが、徐々にお客様の支持を得ることができた」と振り返る。
全体の売上に占める「ファミマル」を含めたPB比率は36%以上。
今後も製配販の連携を保ちながら強化していく。
拡販にあたっては、大型デジタルサイネージ「FamilyMartVision」を中核とする店舗の自社メディアを活用する。
「コンビニのデジタルサイネージは、ショッピングモールのそれとは異なり、商品がすぐそばにありお客様との距離も近いので非常に濃密。商品が宣伝されると、それを見た店員さんは“宣伝されているので発注しなければ”と思っていただき配荷も上がる」という。
デジタルサイネージ設置店舗数は年度末をめどに1万店に上り、視聴者数は1000万人強となる。