2.8 C
Tokyo
3.4 C
Osaka
2026 / 01 / 08 木曜日
ログイン
English
流通・飲食小売近畿食品流通 存在感増す域外勢力 オーケー進出で加速 「周辺店舗の脅威に」

近畿食品流通 存在感増す域外勢力 オーケー進出で加速 「周辺店舗の脅威に」

「多店舗化が進むと価格、売り方において周辺店舗の脅威になる」と卸の幹部が指摘するのは、来年11月に関西初出店を予定するオーケーのことである。

昨年の終盤以降、関西に展開するスーパーの販売額は軒並み好調に推移している。商品の値上げがその背景にあるのは明らかだが、すべての小売業が好調なわけではない。チェーンストアにとって増収要因となった価格改定は、競争力の乏しい中小店には競合に顧客が流れる一因にもなった。地場卸の社長は「この1年で10軒以上、得意先のスーパーが廃業した」と話す。さらに物流課題と人手不足が経営不振に拍車をかけている。

一方、有力チェーンは積極的な出店を続け、ライフコーポレーションや万代、バローなどはこの1年で3店舗以上の新店を近畿圏にオープン。3年前に関西初出店を果たしたロピアも当初に比べ勢いが失速したと言われながらも8日に奈良県桜井市に出店し関西での店舗数は16店に拡大した。

来年にはオーケーが東大阪市に出店する。卸幹部は「優勝劣敗がより鮮明になるのは明らか。卸としてはどこと組むか見誤らないようにしなければならない」と本音を明かす。メーカーからは「せっかく値上げ基調にあるのに、オーケーが出店すると周辺の競合店が値段を下げ、負の循環が起きるかもしれない」と危惧する。他方で「関西人は安いものを見つけるのが好きなので、EDLP主体の店は飽きられやすいのでは」(卸)といった指摘も聞かれる。

前述のロピアのほか、トーホーストアの一部店舗を引き継いだバローホールディングスなど域外の有力小売業が存在感を強めている。オーケーの出店が勢力図をどのように変えるのか注目される。

(12月8日付本紙に「近畿流通特集」)

関連記事

インタビュー特集

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。