鳥越製粉(本社・福岡市博多区、鳥越徹社長)は11月28日、福岡市のホテルオークラ福岡で「第70回経営技術総合研究会」(第62回食品経営センター総会と併催)を開催。主要取引先など多数が出席した。冒頭の鳥越徹社長、福岡県パン協同組合連合会の松岡隆弘理事長のあいさつの後、料理研究家の大原千鶴氏が「京都人が好きな食べもの~京都フィルターのお話~」の演目で、ロッテホールディングス社長の玉塚元一氏が「経営者としての挑戦と学びの共有」の演目でそれぞれ講演した。講演の合間に鳥越製粉の社員が「今求められている課題解決」をテーマにSDGsで掲げる17の目標を実現するための食品業界の取り組みおよび同社商品や具体的な取り組みを紹介した。
鳥越徹社長のあいさつ
当研究会は当社の創業以来の社是「お得意様の繁栄あって我が社の繁栄」を実践するべく、お得意さまの経営に関する様々な問題の解決を図る場として、1954年(昭和29年)に「パン業界の当面する諸問題に関する総合研究会」の名称で開催。現在の「経営技術総合研究会」と名称を改めて第70回、70年の節目の会を開催することができた。
当社の近況報告として2月に幕張メッセで開催された東京モバックショウに4年ぶりに出展。7月には全国3会場で経営者セミナーを開催し、10月には4年ぶりに沖縄への優良企業視察を行い大変ご好評をいただいた。
また当社はラグビーのトップ九州Aリーグに所属している、LeRIRO(ルリーロ)福岡のオフィシャル・パートナーとなった。ルリーロは当社創業の地・福岡県うきは市吉井町を本拠地とし、国内最高峰「リーグワン」を目指して日々頑張っている。今年は3年間の中期経営計画「TTC150stage2」の最終年度として当社の企業理念である「世の中になくてはならない企業になる」の実現に向けて、全社員一同全力で取り組んでいく。
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なお、当日紹介された鳥越製粉の商品や取り組みは次の通り。フランスパンの日(11月28日)=1960年日本で初めてとなる同社のフランスパン用粉「フランス印」の紹介
【SDGs目標2】持続可能な農業の推進と食料自給率の向上=国内産小麦粉および国内産小麦粉利用製品の開発(国内産小麦粉をラインナップ)
【SDGs目標3】あらゆる年齢のすべての人々の健康と福祉を確保する=食物繊維、ミネラルが豊富な穀物パンミックスの開発、β―グルカンが豊富なもち麦製品の開発(ウルマシュパッツブランド穀物ウルマシュパッツ、もち麦製品)
【SDGs目標12】賞味期限の延長=イノベイト活用によるフードロス削減、原材料の有効利用(イノベイト725、P56ソフトキーパー、アボガドフレッシュなどの提案)
【SDGs目標17】政府、民間セクター、市民社会のパートナーシップ=地元産農産物の活用による地産地消への取り組み(うきは市6次産業化研究開発・事業化支援センターとのコラボ)