日本アクセスは11月14日、マイドームおおさかで「西日本乾物乾麺展示商談会」を開催。メーカー130社が出展し自社商品を使ったメニューを試食提供。来場者の投票による「レシピグランプリ」を行った。
フライスターは、パン粉を加えて食感を変えたフレンチトーストを提供。業務用が多くを占める市場だが、「新しい食べ方の提案で、家庭用を活性化させたい」と意気込む。旭松食品は通常品を60分の1にカットした薄切り高野豆腐とキャベツのレンジ蒸しを作った。「手軽なレシピを提案し、若い人にもっと使ってもらいたい」と狙いを話す。
マルトモは食パンの上にキャベツと鰹節を載せ、お好みソースで仕上げたお好み焼風トーストを用意。「お好み焼よりも簡単にできて、冷めても美味しく食べられる。朝からがっつり食べたい人に」とアピールした。
会場では手延べ麺や削り節の体験コーナーも設け、来場者の関心を集めていた。手延べうどんの実演を行った、かも川手延素麺の藤原雅美専務は「食感だけでなく、実際に作る体験を通し麺の弾力を感じてもらいたい。いつもとは違う切り口で、手延べの特徴を伝えることができた」と話していた。
このほか、カットしたトマトを載せトマトソースのつゆで食べるそうめん(カゴメ)、バニラアイスの上に切干大根とりんごを載せたパフェ(ハーゲンダッツ)など、ドライやフローズンのメーカーとのコラボメニューも紹介。企画ブースでは、カップ麺の追い具や簡単サラダなどへの利用を促すエンド売場、コスパとこだわりの両面から売り込む業務用など、様々な企画を提案した。
和田龍裕近畿エリア統括は「近畿だけでなく、中四国や九州の得意先も来場いただいており関心の高さがうかがえる。これまでに比べ、試食を圧倒的に充実させた。実際に食べてもらうことで、乾物・乾麺の良さを改めて知ってもらいたい」と話した。