「16万円→36万円」も 国産ウイスキー値上げ サントリー

サントリーは国産プレミアムウイスキーの一部商品について来年4月1日から値上げする。

国産ウイスキーは近年、国内外での需要の高まりから需給ひっ迫が続く。とりわけ長期の熟成が必要な高価格帯商品はすぐに増産することができず、需要に十分応えるのが難しい。

同社ではこれまで、蒸溜釜や貯蔵庫増設をはじめとした生産設備の強化や山崎・白州両蒸溜所の刷新などで供給力の増強に努めてきた。一層の中味品質向上、設備増強などを行うため、価格改定を実施する。

対象は5ブランド19品。このうち「サントリーウイスキー 響30年」「サントリーシングルモルトウイスキー 山崎25年」「同 白州25年」は、いずれも税別16万円から36万円へと大幅に引き上げられる。

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また同社では、この他のウイスキー、リキュール、ワインなどの一部商品も同日から価格改定。原材料、資材、輸送費、FOB価格などのコストアップによるもの。

「サントリーウイスキー ホワイト」(1千174円→1千410円)、「ザ・マッカラン30年」(35万1千360円→55万円)など、19ブランド98品が対象。

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