イオンリテールは今月1日、「そよら古川橋駅前」を大阪府門真市に開業した。
同店は1984年にオープンした「ダイエー古川橋駅前店」を刷新したもので、近畿では海老江、新金岡、東岸和田に続く「そよら」業態4番目の店舗となる。
「通う」「集う」といった業態のコンセプトに合わせ、「思い切った取り組み」(近畿SC部・住井竹男部長)として、フードコートを入口に置いたほか、近畿初の「イオン新体操クラブ」を導入。従来は通路やバックヤードだった部分を売場に変えたことで、売場面積は改装前に比べ食品が30%、専門店が80%それぞれ広がった。
食品はイオンスタイル古川橋駅前を核に、ワインを中心に品揃えしたイオンリカー、コーヒー豆や輸入食品専門のカフェランテなどを展開。冷食売場は2倍に広げ、約1.8倍の772SKUを揃えた。安澤正臣店長は「フローズンや惣菜を充実させるとともに、オーガニック商品や地元野菜を揃えて子育て世代を取り込んでいきたい」としている。また、住井部長は「そよら」の展開について、「現在の4店舗を着実に成功させ、近畿で年に1店舗程度の新店を作っていきたい」との考えを示した。