ニッスイ 兵庫県などと森林保全活動 姫路総合工場が主体に

ニッスイは、兵庫県、姫路市、兵庫県緑化推進協会との間で、このほど「企業の森づくり活動への取り組みに関する協定」を締結した。姫路総合工場(兵庫県姫路市)が主体となり、森林保全を目的とした水源の涵養や地球温暖化防止につながる活動に取り組む。

4者は「新ひょうごの森づくり計画」に基づく県民総参加の森づくりを推進し、次世代の子どもらにより良い環境を引き継ぐことを目指す。協定の有効期間は10月2日から3年間。

同工場が取水している川の流域にある「こうでら健康の森」(姫路市香寺町)を活動地域として「ニッスイの森」(面積:17ha)と命名し、従業員の意識向上を目的とした森林保全活動を10月から開始。年2回程度、下草刈りや枝などの伐採、森林教育イベントをボランティアの人々にレクチャーを受けながら実施する。

同社は18年に鳥取県「とっとり共生の森」に参画し、「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」を設置。同県に拠点を置くグループ企業数社とともに水源地の涵養を目的に森林保全活動を継続している。また、東京イノベーションセンター(東京都八王子市)でも13年から宇津貫緑地の里山で同様の活動を実施している。