セブン‐イレブン、八代目儀兵衛監修のおにぎりを刷新 ミネラル分多い塩に変更し米本来の甘み引き出す 新・塩振り機で振りブレ防止

 セブン-イレブン・ジャパンは8月、「京の米老舗 八代目儀兵衛」監修の「こだわりおむすび」を刷新。ミネラル分の多い塩に変更することで米本来の甘みを引き出し価値訴求に磨きをかけた。

 塩加減も改善。新・塩振り機を導入して振りブレ防止を図った。

 同社は長年にわたり、手に塩をつけて握る手作りおにぎりの味を追求。
 9月20日発表した青山誠一取締役常務執行役員商品戦略本部長兼商品本部長は「最後に塩を振るご飯の炊き方にずっと取り組み、15年くらい前に塩水でご飯を炊くのを止めた」と語る。

 その後、年々進化させて、塩そのものを変え、今回、塩が満遍なく全体に行きわたるように塩を振る機械を見直した。

 直近では「こだわりおむすび」の新商品として「銀しゃりおむすび 梅おかか」を発売している。

 「こだわりおむすび」は、コメの目利きや低温精米、ブレンド、炊飯に至るまでのノウハウを持つ「京の米老舗 八代目儀兵衛」監修のもと今年3月に発売開始された。
 摩擦熱を極力かけずに精米しコメ本来の甘さや旨みを引き出すなど、米のおいしさを追求する高付加価値商品の位置づけとなっている。

 なお同社のおにぎり商品は上期(2月期)、コロナ禍前の2019年を上回る売上げを記録した。