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加工食品乳製品・アイスクリーム赤城乳業 「ガツン」のアップルパイ新登場 食感と果肉量追求の自信作 「かじるバター」は再現度向上

赤城乳業 「ガツン」のアップルパイ新登場 食感と果肉量追求の自信作 「かじるバター」は再現度向上

赤城乳業は9月18日に新発売する「ガツン、とアップルパイ」(55㎖×5本)をこの秋冬の目玉商品の一つに位置付ける。同商品は、5本入りのマルチシリーズでの久々の高価格帯商品となる。価格は税別500円。検討段階を含めて開発に約2年を要し、新たな試みとし食感と果肉量にこだわったスイーツ仕立てとなっている。「自信作」(赤城乳業)とし、「ガツン」シリーズのさらなる成長を目指す。

当面の施策として、発売開始から9月下旬にかけてWebCMやエガチャンネルとのコラボを予定している。

もう一つの目玉商品は、21年に発売開始して一世を風靡した「かじるバターアイス」。この秋冬に再ヒットを狙いCMを含め大々的なプロモーションを仕掛ける。

「かじるバターアイス」(赤城乳業)
「かじるバターアイス」(赤城乳業)

10月30日に発売する「かじるバターアイス」は、バターを現行品の1.5倍、食塩を1.4倍にしてバターの再現度を高めた。箱入りのマルチ(40㎖×5本、税別400円)とノベルティ(75㎖、税別160円)を展開する。

満足感を高めつつ、カロリーは1本当たり147kcalであることから、カロリーを摂取することの罪悪感を払拭すべく、カロリー表記を加えた。人気タレントを起用したTVCMとWebCMを投入するほか交通広告も展開して、磨きをかけた「かじるバターアイス」をアピールする。

そのほか全体方針としては、秋冬も継続して主力の氷菓を強化するとともに、育成中の「ミルクレア」「ソフ」「フロリダサンデー」のクリーム系商品は、冬仕立てや復刻商品で盛り上げを図っていく。主力の「ガリガリ君ソーダ」は、今年3月リニューアルに合わせて実施した10万本の無料サンプリングが好評を博した。その一方で、「ここ何年も食べていなかった」休眠層が多いことが判明したため、10月下旬から氷感を抑えたパッケージにするなどして秋冬の需要を掘り起こしていく。

「マルチ 大人なガリガリ君 いちご」「ガリガリ君リッチミルクミルク」は、苺や牛など産地イメージが伝わるパッケージで展開する。

「ミルクレア」は8月28日から10月末までをめどに、コア層に人気のポケモンキャラ「ドオー」「ヌオー」を採用したコラボパッケージを展開。オリジナルブランケットが当たるキャンペーンも実施する。

「ソフ」は、今年も秋冬限定バージョンを用意。「ソフ 北海道ミルクバニラ」は現行商品に比べて乳脂肪分をアップし、「ソフ 濃厚チョコレート」は、カカオマス使用量を昨年比で10%増量した。昨年大手コンビニで実施して好評だったことから、今年は量販でもコンテンツコラボを実施。9月4日から、商品を3個購入すると「スイミー」をはじめ、絵本作家レオ・レオニの人気絵本とコラボしたクリアファイル1枚を贈呈。

春のリニューアル以降、採用が大幅に増えている「フロリダサンデー」は、8月下旬から80年の復刻フレーバー「フロリダサンデー チョコレート」が登場。卸や小売からも希望する声が多かった商品で、果実感が特長の既存品とは異なり、甘さを控えたチョコソースが特長。

「フォンディ」は9月11日にリニューアル発売した。アイスの上部分はチョコ、下部分はホワイトチョコで切り替え、味わいの変化が楽しめるよう磨きをかけた。

同社の第2四半期累計(1-6月)販売実績は、主要5ブランドで10%増と順調に推移。9月と10月に計23品の価格改定を実施するが、秋冬施策でいかに継続して需要を創出できるかがポイントとなる。

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