北陸・東海地区で食品スーパーを展開する「アルビス」と無印良品ブランドを展開する「良品計画」はこのほど商品販売に関する契約を締結し、9月16日からまずは5店舗のアルビス店内で順次無印良品を販売する。無印の他社での販売は、コンビニではローソンが20年5月から、生協では北海道や中国・四国の地域生協で主に宅配で展開しているが、食品スーパーでは沖縄のサンエーに次ぐ2例目で、本州では初となる。アルビスの池田和男社長は「お客さまの利便性をさらに高める」とし、他社との差別化の観点からも展開店舗を拡大させていく考えだ。
アルビスの導入店と日程は、9月16日「アルビス アリス店」(富山市)、21日「新庄店」(同)、23日「米島店」(富山県高岡市)、28日「小矢部店」(富山県小矢部市)、30日「稲寄店」(福井県越前市)で、扱い商品数は食品・非食品の主力商品700SKUで、売場ではゴンドラ23~25本分に相当する。
アルビスと良品計画は、2019年に協業を開始し、19年4月に「アルビス 明倫通り店」(石川県野々市市)の敷地内で、良品計画初のロードサイド店「無印良品 野々市明倫通り店」を出店。同店を皮切りに直近では23年9月1日に開設した「無印良品 砺波」を含め、アルビスの隣接店にこれまで4店舗を出店している。
取り扱い商品は、食品では売れ筋のレトルトカレー、食べるスープ、不揃いバナナバウムなどで、その他掃除・洗濯用品、キッチン用品、衣服雑貨を予定している。