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小売CVSセブン‐イレブン新型店舗「SIPストア」 生鮮・冷凍食品・ファストフードを品揃え予定

セブン‐イレブン新型店舗「SIPストア」 生鮮・冷凍食品・ファストフードを品揃え予定

セブン‐イレブン・ジャパンの永松文彦社長は4月20日の創業50周年記者発表会で、テスト開業を予定している「SIPストア」と称する新型店舗の品揃えについて「今のセブン‐イレブンの約1.5倍の面積を使って、セブン‐イレブンにはない生鮮・冷凍食品・ファストフードをやっていきたい」との考えを明らかにした。

新型店舗は、コンビニ事業とスーパーストア事業を組み合わせたもので、品揃えはスーパーストア事業でこれまで培ってきた食の知見をセブン‐イレブンに取り入れていくとみられる。

「スーパーなどとは違って、コンビニの延長線上で考えるセブン‐イレブンのSIPストアになる。今までスーパーがチャレンジしてきたものというよりも、粗利益率が一層確保できるような店舗を考えている」と位置付けている。

SIPの呼称は、昨年8月に立ち上げたSEJ(セブン‐イレブン・ジャパン)・IY(イトーヨーカ堂)・パートナーシップ(通称SIP)によるもので、SEJとIYはシナジー最大化に向け商品の相互供給とサービスの相互展開を軸足に連携を強化している。

新型店舗の構想には、現在のコンビニの大きさでは多様化・細分化する地域のニーズに応えきれないとの見方が背景にある。

「地域、商圏に応じて品揃えを変えていくことを考えている。東北や東京にいて“違い”というのを非常に感じていた。地域商品開発もどんどん進めている」という。

新型店舗の出店計画は検討中で上期(2月期)中にテスト開業を予定している。

「ある程度配送や商品供給のことを考えると、ドミナントということも考えていかないと成り立たないと考えている。今、地域を絞って考えているところ」と説明した。

セブン&アイ・ホールディングスは3月9日、中期経営計画のアップデートとグループ戦略再評価の結果に関して発表。食の強みを軸とし国内外コンビニ事業の成長戦略にフォーカスすることで、食を中心としたグローバルリテールグループに成長することを最重要課題として取り組むことを明らかにした。

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