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加工食品缶詰・瓶詰・レトルト食品廃棄していたニラの茎を活用 万能調味料「必然のニラ醤油」 大分でラーメンFC展開のログスタイル

廃棄していたニラの茎を活用 万能調味料「必然のニラ醤油」 大分でラーメンFC展開のログスタイル

青々しく香り豊かで、ビタミン類やミネラルを豊富に含み、栄養価が高いスタミナ野菜の「ニラ」。大分県は西日本を代表する産地で、出荷量は全国でも上位に位置している。ログスタイル(LogStyle、大分県大分市 時松秀豊史社長)は、2013年に大分県の1号店となるラーメン店「元祖辛麺屋桝元」をフランチャイズ出店。ニラは辛麺の脇役として欠かせなかったが、これまで廃棄していたニラの茎に注目。茎を使用した様々な商品開発に試行錯誤し、他にはない「ニラ醤油」ができあがり、2020年に商品化した。

「味と香りが一番強いものの廃棄せざるを得ない茎は、ずっともったいないなとは思っていた。しかも葉よりも栄養価が高いことから有効活用の方法はないものかとずっと考えていた」と時松社長は語る。茎の部分を使ったニラ醤油は、「当初はスタッフのまかないとして食べていたが、おいしいのでお客さんにも勧めてみたら大きな反響があり、買いたいと言うお客さんが現れ、商品化にこぎつけた」。

これを契機に今後は「ニラ軸で行く」と決意。「ラーメン屋なので食品製造には素人だったが、どうせやるならと徹底的に調べあげた結果、興味が湧き、奥が深いニラにはまった」。厨房、プレハブから始まり、2年前に日本で唯一のニラ専用工場(クリエイト事業所ネクスト)を建設、HACCPも取得した。

「商品化のアイデアは計り知れない」と語る時松秀豊史社長(ログスタイル)
「商品化のアイデアは計り知れない」と語る時松秀豊史社長(ログスタイル)

商品は「必然のニラ醤油」「みんなのニラ醤油」「辛のニラ醤油」の3本柱。「必然のニラ醤油」は、長年廃棄をされてきた茎部分に新たな命を吹き込んだ商品だ。「もったいないという思いから、生まれるべくしてできあがった商品なので、商品名を『必然のニラ醤油』と命名した」。

醤油は、深い味わいと甘みが特徴的ながらニラの風味をひきたてる麻生醤油(大分県九重町)の甘口だし醤油を使用。ごはんのおともとともに、卵かけごはんや冷やっこ、うどん、刺身など、何にでも合う万能調味料として人気を博している。「みんなのニラ醤油」は、葉と茎の異なる食感が楽しめ、「辛のニラ醤油」は、唐辛子の刺激が辛党派に人気な商品。いずれも和洋中を問わず、炒め物やサラダ、ご飯もの、麺類、餃子のタレなどどんな料理にも幅広く使え、料理の隠し味にも使える万能調味料。時松社長は「鉄板メニューは卵かけご飯」と言うが、豆腐や麺つゆの薬味、豚肉、パスタともよく合う。そのほか椎茸やメンマを入れたり、胡麻会社とのPBも検討しており、「商品化のアイデアは計り知れない」。

販売チャネルは、自社通販やモール型通販のほか、デパート、スーパー、アッパースーパー、空港、サービスエリア、駅売店などで、業務用として飲食店にも卸している。「当初は様々な人に話しを持ちかけたが、信頼性という点でも話にならなかった。地元や百貨店に卸すにも知識がなく、販路が決まらず苦労した。正にゼロからのスタートだったが、県や市の協力もいただき、コロナ禍で時間もできたことから開発にこぎつけた。その後、本気で立ち上げることを社員に伝え、なんとかここまでやってきた。通販食品展示商談会は最初に行った商談会で、来場者の質が高く、商談につながった」。

今後は海外での販売も目指している。アジアではシンガポール、香港、ヨーロッパではフランス、イギリスなどを計画。「今後もニラに特化し、BtoBでしっかり足元を固め、バランスをとりながら成長していきたい」と語っている。

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