食べ合わせ論争に決着　カレーとみそ汁の相性は98点　マルコメ

みそのトップメーカーであるマルコメと、味覚に関するデータの提供やコンサルティングなどを行うAISSYはこのほど、味覚センサーAI「レオ」を用いて、日本の国民食ともいえるカレーに合う汁物を味覚の観点で探った。その結果、カレーとみそ汁、カレーと糀甘酒の相性度が95点を超え、好相性であることが分かった。

インターネット上では以前から、「カレーに添える汁物として、みそ汁はアリなのか、ナシなのか」という話題が取り上げられていた。そこで同社は科学的根拠をもとに、みそ汁がカレーに合うことを示すことができるか、味覚の観点で探ってみた。

味覚センサーAI「レオ」で、食べ合わせの検証にマルコメの「料亭の味」と「プラス糀 糀甘酒」のほか、計7種類の飲料・スープを比較対象に測定し、分析した。その結果、みそ汁がカレーとの相性度が98点と最も高く、次点が95.8点の「糀甘酒」だった。

みそ汁の相性が高い理由は、カレーの旨味とみそ汁の塩味が味の相乗効果で互いのおいしさを引き出しているためで、「糀甘酒」はカレーの旨味・塩味と糀甘酒の甘味が味のコントラストで互いのおいしさを引き出していると考えられる。

AISSYの鈴木隆一社長は「糀甘酒はラッシーよりもコクがあるためカレーとの相性がより良い結果になった。みそ汁は塩味とカレーの旨味がちょうど良いバランスで、カレーとの相性度が高くなった」との分析を示している。