ぬか漬けの素、漬物などを製造販売する樽の味の「ぬか床スタンドパック」が、テストする女性誌として人気の雑誌「LDK」(晋遊舎)の「2022年の一番いいもの」(LDK OF THE YEAR2022)を受賞した。
同賞は各部門あり、同商品は食品部門で受賞。その他では飲料・キムチ・雑穀米から雑貨、家電など多数の部門があり、「知名度やブランド力、価格などに左右されず、完全な「使う人目線」で行ういくつものテストで極めて優秀だった製品にだけ贈られる」とされている。
樽の味は、昔ながらの製法と自然の味を大切にするを理念に、漬物、沢庵、ぬか床などの製造、販売を行う和歌山県のこだわりメーカー。
創業商品は漬物で、漬ける際の自然の糠などの無添加で化学的な調味料を一切使用しない自然の漬け込み原料は、漬物製造後はもともと廃棄していたが、従業員から「自社のぬかで漬けた漬物がおいしい」との声を受け商品化。天然大根の中の甘みや旨味成分も糠に入り込み、しっかり乳酸発酵したぬか床となっており、受賞した「ぬか床スタンドパック」は、商品のパックがそのままぬか漬けの容器として使用できる。
樽の味の中野了輔常務は「漬物屋のぬか床は、味、品質、無添加にこだわってきた結果、消費者に認められ、今回の受賞につながったと思う。今後も、衛生面や食の安全・安心に引き続き取り組み、消費者の期待に応えられる商品を提供していきたい」と抱負を語った。