6月3、4の両日、香川県の小豆島で「第3回全国そうめんサミット」が開かれる(実行委員会:小豆島手延素麺協同組合、小豆島町、土庄町)。兵庫県の播州、奈良県の三輪に続く3回目で5年ぶりの開催。
今回は1日目を「そうめんを学ぶ日」、2日目を「そうめんと遊ぶ日」とし、業界関係者から一般消費者まで誰もが参加できる。
1日目には、初めての試みとなる「全国そうめん鑑評会」が行われる。公募で集まった16点のそうめんを、審査員を務める有名店のシェフや大学教授などが食べ比べる。「単に優劣を競うのではなく、麺の味や香り、原材料の違いをどう感じるかなど意見を交わす場にしたい」と主催者。一般を対象にした「誰でもそうめん鑑評会」も行われる。
サミット本会では鑑評会の表彰式に続き、そうめんの未来を語る討論会を開催。販売ブースも設けられ、鑑評会に出品されたすべてのそうめんを購入することができる。
2日目は芝生の上での流しそうめん、香川県出身の落語家による「そうめん落語」などが催されるほか、島内外から集まったキッチンカーも並ぶ。
小豆島手延素麺協同組合の伊藤雄二代表理事は「初めての試みである鑑評会などを通し、消費者の皆さんにプラスとなる情報を発信することが大事。今回のサミットを、そうめんが価値のあるものだという認識につながるきっかけにしたい」と話している。