子育てママがよく食べるランチの第1位はパスタだが、半数以上が自分用（1人前）のパスタ調理は面倒と感じていることが、永谷園が実施した「ママの自宅ランチ事情の調査」で明らかになった。背景には育児に追われて「自分のための時間を作ることが難しい」という実態があることも示唆された。
調査は3月7日から14日まで関東1都3県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県と福岡県の小学生以下の子どもがいる20～30代のママ350人を対象にインターネットで行われた。
自宅でよく食べるランチの第1位は「パスタ」（81.8％）。続いて「ラーメン」（66.2％）と「うどん」（同）が同率で並んだ。一方、自分用（1人前）のパスタを作ることを面倒と感じるか聞いたところ、「感じる」「たまに感じる」が54.7％と半数を上回った。
その理由として最も多かったのが「麺を茹でる」（64.2％）。続いて「材料の下準備」（57.4％）、「パスタソースを作る」（50.4％）、「洗い物」（44.7％）などが多かった。
「もしパスタの簡単調理の代名詞であるレトルトソースを活用したとしても『麺を茹でる』工程や『洗い物』の課題が解決されなければ面倒だと感じる原因を払拭することは難しいと考えられる」（同社）結果となった。
これに対し、自宅でパスタを作るときに乾麺を鍋で茹でるかについては、75.2％が「麺を鍋で茹でる」と回答し、自分用（1人前）パスタと家族用パスタで調理方法を変えるかについては、49.3％が「特に変えていない」と回答した。
同社は「多くのママたちは自分用（1人前）パスタの調理の中で『麺を茹でる』工程を『面倒』だと感じているものの、1人前であっても調理法を変えずに鍋を使用していると考察できる」とした。
麺を鍋で茹でる理由として最も多かったのが「一度にたくさん茹でられる」（61.0％）。「鍋で茹でるほうがパスタをおいしくできる」（44.3％）、「鍋でないと麺がくっつく」（25.1％）も多かった。「『面倒だけどおいしさのために手抜きできない／したくない』というジレンマがママたちの負担を大きくしていると考えられる」（同社）結果となった。
子どもと自宅で過ごすときランチを食べる時間はあるかと聞いたところ「食べる時間がない」「たまに食べる時間がない」が44％に上ることも分かった。
その理由は「子どもが泣いてしまい抱っこしなければならない」「子どものご飯に手がかかって自分の分の時間がない」「準備中や出来上がる頃に下の子がぐずり始める」など。同社は「1人前パスタ調理を『面倒』だと感じる背景にもつながっていると推測できる」「工程の多さが負担になっていると考えられる」とした。
調理時間が何分であればランチを食べる時間がとれそうかとの問いには「5分未満」（20.8％）、「10分未満」（29.9％）、「15分未満」（18.8％）が多かった。「ランチの時間を確保するためには、『15分以上調理時間がかかってしまう料理』は解決策とならないことがわかる」（同社）結果となった。
永谷園は、電子レンジでパスタもソースも一気に調理できるパスタソース「パキット」を販売している。
「パスタはよく食べるけど、1人前調理は面倒」「面倒だし、時間もないけどおいしいものを食べたい」というママたちの思いに寄り添う新シリーズで、「パキット」を使えば、面倒だと感じていた「鍋で麺を茹でる」工程を省き、育児や家事をしながらでも「15分以下の調理時間」で、おいしく、満足感のあるパスタを食べられることがポイントだ。