国連WFP協会 安藤会長「食料危機に官民一体の連帯を」 議連特別総会にシンディ・マケインWFP本部事務局長

国連WFP協会の安藤宏基会長(日清食品ホールディングス社長・CEO)は、4月24日に都内で行われた国連世界食糧計画(WFP)国会議員連盟の特別総会に出席し、「民間からの寄付を通じて支援を拡大していきたい」とコメント、世界的な食料危機の解決に向けた官民一体のさらなる連帯を呼びかけた。
 総会には米国から国連WFP本部のシンディ・マケイン事務局長が訪日し出席。ジョン・マケイン元大統領候補の妻としても知名度があり、今年4月に就任してから初の外遊となった。WFP議連の高村正大会長、河野太郎最高顧問(デジタル大臣)らも出席。5月19日から広島で始まるG7サミットを前に、世界の飢餓の情報等を共有し、日本が目指すべき支援の方向性などを議論した。
 安藤会長は「民間の皆さまからの寄付は安定して増えている。2010年に会長職に就いた際は5億円規模だったが、23年は43億円をお預かりした。国連WFPの活動は平和の礎。これからも民間からの支援を拡大していきたい」と話した。