ローソンは、コンビニ業界で初めて立体成形方式を採用したおにぎり成形機を導入して「金しゃりおにぎり」シリーズを刷新し好調に推移するおにぎりカテゴリーの勢いを加速させる。
ローソンで新たなおにぎり成形機を導入するのは12年ぶり。
11日発表した水島史喜商品本部デイリー・厨房部部長は「手作り感を追求した。従来の成形機は三角型の中で上下からプレスする方式のためプレス圧が片寄った成形になるのに対し、立体成形方式では、おにぎり全体を立体に均等に成形することで手作りに近いふっくらしたおにぎりになる」と説明する。
当面、立体成形方式を「金しゃりおにぎり」のみに導入して「金しゃりおにぎり」の価値を高めていく。
18日、「金しゃりおにぎり 焼さけハラミ」(税込279円)「金しゃりおにぎり いくら醤油漬」(同)など定番メニュー4品と新定番メニューの位置づけで「金しゃりおにぎり 熟成紀州南高梅 種抜きまるごと一粒梅」(税込235円)を発売する。
定番は「まるで人の手で握ったようなふっくらとした食感」を追求したほか、具材も見直した。
定番・新定番に加えて「定期的に高付加価値のスポット商品を予定している」。
コミュニケーションは、3月18日に行った実食調査の結果を伝える内容の広告を大々的に展開していく。
実食調査は全国47都道府県の各県100人以上・合計5125人を対象に「金しゃりおにぎり 焼さけハラミ」の新旧商品の食べ比べをする内容で「約97%の方が立体成形方式で製造した新しいおにぎりのほうが“ふっくらおいしいと感じる”と回答した」という。