「イオンモール豊川」開業 デジタルサイネージをフル活用 県内初の大型アミューズメント施設も

イオンモール豊川が4日、グランドオープンした。大型アウトドア専門店、愛知県初の大型アミューズメント施設など約190の専門店を揃えた。1階センターコートでは約15mのデジタルサイネージで流れ落ちる滝の映像と音を流している。また2か所に約400インチの大型LEDビジョンを用意するなどデジタルを活用した演出を行うほか、災害時には緊急避難放送に切り替えるなど活用される。

核店舗の「イオンスタイル新豊川」では1階の食料品売場をはじめ、くらしの必需品をトータルコーディネートする「ホームコーディ」、ウェアラブル端末などが体験できる「スマートライフコーナー」、健康と美容の「ヘルス&ビューティケア」、子育て世代にはうれしい「キッズリパブリック」などを展開している。

約400インチのLEDビジョン - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
約400インチのLEDビジョン
食料品売場では、東三河エリアの食文化を取り入れた商品を展開する。いなり寿司発祥の地とされる豊川市では「豊川いなり寿司」のブランド化に取り組むNPO法人みんなで豊川市をもりあげ隊の賛助会員となり、地域活動に参加するほか、惣菜売場では定番のいなり寿司に加え、黒糖いなり寿司、わさび稲荷寿司などを販売。さらに、蒲郡産みかんを使ったクラフトビール「ひめみかん」も開店に合わせて発売した。

イオン最大級で展開する鮮魚対面コーナーでは、地元漁港から直送された「朝獲れ鮮魚」を実施。また新しい取り組みとして富山県魚津市から届く「日本海の朝獲れ鮮魚」を定期的に開催していく。

キッズリパブリックでは、赤ちゃんの授乳やおむつ替えなどで使用できる「赤ちゃん休憩室」を用意。鍵付きの個室が5室あり、そのうち3部屋は男性も利用可能なうえ、アプリなどで空き状況が確認できる。
このほか、レストラン「TOYOKAWA DINING」では、東海エリア初出店の韓国料理の「キンパ専門店SHINKAN」、地元で人気「スパゲッ亭チャオ」など16店舗が出店。フードコートは約900席を用意し、和食、ステーキ、麺類など12店舗が出店した。

3台連結したデジタルサイネージでは、インフルエンサーが撮影したシズル感のあるグルメ動画を紹介するほか、専門店スタッフによるおすすめ商品やコーディネート提案などを配信している。