大森屋直営店のおむすび 京都から大阪へ出張販売

大森屋は3月25日、直営店「のり結び」の商品を、大阪市北区のキッチン&マーケット・ルクア大阪店で出張販売した。この日は紅鮭いくら、博多明太子など、人気の具材と海苔を3種類ずつ合わせた「海苔くらべ」(松・竹・梅)40セットを用意。夕方までに完売した。

「のり結び」は同社が昨年4月、京都市の寺町通りにオープンしたおむすび専門店。日置純司営業副本部長は「おいしい海苔をより多くの人に知ってもらうのが出店コンセプト。それを発信力の強いキッチン&マーケットで、さらに広めていきたい」と強調する。

キッチン&マーケットの朝山貞良店長は「『のり結び』は海苔をコンセプトにした点が面白く、同じ関西の当店でもチャレンジしたいと考えた。今回は店全体でSDGsの取り組みを行っている。日本人としてご飯をしっかり食べ、コメの消費を助けようという意味もある」と説明。

隣のコーナーでは「バリバリ職人」を大陳販売した。この商品がヒットしたきっかけとなったのが、キッチン&マーケットで行った試食販売だった。同シリーズはこの春リニューアルし、容器の大きさと厚みを変更することでプラスチックの使用量を21%削減。POPを通じ、そのことをアピールしていた。