マルエツは17日、東京都港区に「リンコス 白金ザ・スカイ店」をオープンした。昨年12月に完成した総戸数1千200戸超・地下1階地上45階建て大型マンションの1階商用ゾーンへの出店。白金高輪駅徒歩3分の立地で商圏には高所得者が多く、駅直近に構える「クイーンズ伊勢丹 白金高輪店」が強力な競合店となる。
差別化を図るため、野菜や果実、冷凍食品に加え、オーガニック食品を強化。リンコス初の取り組みとして、パリ発のオーガニックスーパー「ビオセボン」のコーナーを設けて海外のオーガニック食材を多数展開するほか、パスタやオリーブオイルも有機銘柄をラインアップ。
店内の専用窯で焼き上げた本格的な「窯焼ピッツァ」やAOP発酵バターを用いて風味を高めたクロワッサンなど惣菜にもこだわり、「普段使い」のスーパーを目指す。
ワインセラーに納められた数万円台のワインを筆頭に、松阪牛のローストビーフ、ブランド豚の「TOKYO X」、渋谷「チーズスタンド」のフレッシュチーズなど、リンコスがコンセプトに掲げる「上質スーパー」を特徴づける付加価値の高い品々も並ぶ。
売場面積374㎡。年間売上目標は6.3億円。U.S.M.H.が開発したスマートフォン決済システム「Scan&Go」アプリ対応で、フルセルフレジも導入した。
今回の出店はリンコスの6店目で、マルエツ、マルエツプチと合計で305店となった。