なぜ今までなかった!? 「ジャックダニエル&コカ・コーラ」 大定番カクテルが缶で登場

アメリカを代表する2つのドリンクによるあの王道の味わいが、缶で手軽に楽しめるようになった。「ジャックダニエル&コカ・コーラ」。説明不要の商品名で、4月10日から全国発売する。

18年にレモンサワーブランド「檸檬堂」でアルコール飲料に参入したコカ・コーラシステムが、基幹ブランド「コカ・コーラ」を使ったRTDを満を持して発売する。

「『コカ・コーラ』とテネシーウイスキー『ジャックダニエル』は、長年にわたり消費者が組み合わせを楽しんできたブランドだ。日本の消費者に新たな選択肢を提供し、両ブランドとも一層の成長を目指す」(8日の発表会で日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長=写真㊧)。

実は、世界で飲まれている「ジャックダニエル」の40%は、コーラ飲料と一緒に飲用されているのだという。とくに「コカ・コーラ」とミックスした“ジャックコーク”はバーカクテルの大定番だ。

「ジャックコークは両ブランドの歴史とほぼ同じくらい古くから楽しまれてきた」と説明するのは、ジャックダニエルを展開するブラウンフォーマンジャパンのゼネラルマネジャーを務めるアーロン・マーティン氏(同㊨)。「歴史上初めて二つをミックスした人は定かではないが、その完璧な味わいはすぐに広まり、世代を超えて伝えられた。これを手に取りやすいRTD製品としてお届けする。日ごろよりジャックダニエルを楽しんでいる方やウイスキー好きの皆さんにも、完璧な味わいを楽しんでいただけると思う」。

缶チューハイなどのRTD市場は過去5年平均で6.2%増と成長を続け、なかでもハイボールカテゴリーは7.4%増と高成長。日本でも親しまれるブランド同士のタッグによる製品を投入し、同社アルコール事業の起爆剤としたい考えだ。

世界で発売へ 日本は度数7%

「ジャックダニエル&コカ・コーラ」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「ジャックダニエル&コカ・コーラ」

同品は昨年にメキシコで先行発売。今年は日本をはじめ、北米や欧州など世界各地の市場へと展開する。基本的な味の設計は同じだが、発売地域によってアルコール度数を少し変えている。

「両ブランドの味をしっかり感じていただける絶妙なバランスを考えて、日本では7%とした」(日本コカ・コーラ アルコールカテゴリー事業本部長 関口朋哉氏)。ちなみにメキシコでは5%、米国は7%だという。

「ここ数年の傾向として、RTDに高品質な味わいを求める人も増えている。昔は代替品的なイメージもあったが、便利なパッケージに高品質な製品が詰められている。RTDをふだんあまり飲まない方も、ジャックダニエルの味わいそのものを体験していただけると思う」(同氏)。

「ジャックダニエル&コカ・コーラ」は350㎖缶、希望小売価格210円(税別)。デジタル広告や屋外広告、店頭POPをはじめ、インフルエンサーやSNSを活用した施策、試飲体験イベントなどプロモーションを積極展開する計画。手軽に楽しめる唯一無二の味わいをアピールする。

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