ハンバーグなど畜肉惣菜強化へ 日本ハム冷凍食品・伏見社長

日本ハム冷凍食品は、ニッポンハムグループの技術や強みを生かし、ハンバーグを中心に畜肉系総菜の強化に注力する。伏見浩二社長は「昨秋に投入した『シェフの厨房 低温調理製法 ハンバーグ』は今春にリニューアル発売する。価値ある美味しい製品との評価をいただいており、引き続き認知アップを図りながら販売戦略を強化する」などと述べた。

今期業績は第3四半期累計(4~12月)で増収減益。販売は順調だったが、一連のコスト高が想定を上回り、2度(22年3月、9月)にわたる価格改定や規格変更でも吸収しきれなかった。

商品カテゴリー別の売上は、「シェフの厨房」シリーズは「鉄板焼ハンバーグ」が牽引し二ケタ増、軽食スナックは「シャウエッセンドッグ」の寄与で二ケタ増、「中華の鉄人 陳建一」シリーズはアイテム縮小が影響し前年並み。お弁当カテゴリーは上期こそ低調だったが、下期は二ケタ増ペースに復調している。

23年度に向け、伏見社長は「ニッポンハムグループならではの畜肉系総菜の強化をはじめ、『シャウエッセン』ブランドを活用した商品展開も充実させていく」との方針。「北海道ボールパークFビレッジ」の開業にあわせたグループ横断型の販促企画にも参加し、売場の活性化を図る。

22年4~12月の売上上位5品目は、1位「中華の鉄人 陳建一 国産豚の四川焼売」、2位「三元豚ひとくちかつ」、3位「シャウエッセンドッグ」、4位「シェフの厨房 鉄板焼ハンバーグ」、5位「中華の鉄人 陳建一 小籠包」。

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