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加工食品冷凍食品テーブルマーク 主力カテゴリー品質強化 お好み焼・麺類など拡充

テーブルマーク 主力カテゴリー品質強化 お好み焼・麺類など拡充

テーブルマークは、今春に家庭用冷凍食品の新商品11品・リニューアル品22品、家庭用常温食品の新商品2品・リニューアル品2品、業務用冷凍食品の新商品10品・リニューアル品3品を発売する。

家庭用冷凍食品では、「ごっつ旨いお好み焼」シリーズ全品を大幅にブラッシュアップした。キャッチコピーは「ごつ旨史上最高のうまさを追求!」。カテゴリー№1商品として、圧倒的な品位向上を目指した。最大の特長は、生地中の卵を増量しフワッフワッ感をアップさせたことだ。職人技を再現した製造工程と、生地を作り置きしていないこともポイント。「ごっつ旨いお好み焼」「同ぶた玉」など5品で、それぞれ具材やソースも改良。商品の購入経験者を対象にした試食調査では、実に87%が「(リニューアル品を)良くなっている」と支持した。同社は「『お好み焼』は販売好調だが、まだ購入率が低い。カテゴリー№1メーカーとして、お好み焼と言えば第一想起されるように市場を活性化していきたい」としている。

「夏のつるんうどん(極細)3食」で夏場の麺類需要を喚起する。3~8月限定。暑い季節でも食べやすいように、同社の玉うどんでもっとも細く歯切れの良い麺に仕上げた。簡便なレンジ調理も訴求する。そうめんユーザーからのスイッチを想定。

「夏のつるんうどん(極細)3食」(テーブルマーク)
「夏のつるんうどん(極細)3食」(テーブルマーク)

成長著しい冷凍具付麺市場に向け、個食完結トレー入り麺「お皿がいらない」シリーズを拡充。「同 油そば」は、もちもちの中太麺に醤油ベースのタレを絡ませ、具材で角切りチャーシュー、わかめ、メンマなどをトッピングした。「同えびクリームうどん」は、アメリケーヌとトマトの旨みが特長の海老クリームソースとうどんがよく絡む。先行する「同 明太クリームうどん」と同様、女性ユーザーの支持を見込む。汁あり麺の強化策として、人気ラーメン店と組んだ「長尾中華そば監修 煮干しラーメン」を発売。こだわりのコク深い煮干しスープに、ゆでのびしにくい熟成麺を使用、具材でチャーシュー、メンマ、ネギが付く。

昨秋から再挑戦する家庭用冷凍パンの「ここCafé」シリーズに、新たなニーズに応える2品を投入。「同 粗挽きソーセージデニッシュ」は、16層のサクサク食感のデニッシュ生地とジューシーなソーセージの組み合わせで食べ応えがある。「同バスク風チーズケーキ」は、本場スペイン産クリームチーズを100%使用。温度帯によって味わいの変化が楽しめる。

「ここCafé 粗挽きソーセージデニッシュ」(テーブルマーク)
「ここCafé 粗挽きソーセージデニッシュ」(テーブルマーク)

米飯は、たっぷりのあさりと和風だしの香りが特長の「だしを味わうあさりごはん」、ガッツリとにんにくを利かせた「ガーリックガーリックガーリックライス」を発売。

常温食品の米飯は、圧倒的なボリュームゾーンは白飯だが、それ以外の周辺市場が伸長していることに着目して開発した。その一環で「新潟県産こしひかり 白がゆ 2食」を提案。お米本来の味わいが生きた7分がゆで、そのまま食べられるトレー入りをパッケージでも訴求した。「国産もち麦ごはん 3食」は、もち麦由来の豊富な食物繊維(1食3.3g)と食べやすさを両立させた。

業務用冷凍食品は、人手不足への貢献やさらなる品質向上を追求。「カット済みレモンケーキ(瀬戸内産レモン)」と「カット済みロールケーキ 宇治抹茶」は、産地にこだわった素材を使ったスイーツで、誰でも手軽に用意できる。「同アルフォンソマンゴー」も、簡便で夏のビュッフェに最適な一品。

健康志向に配慮したベーカリーも開発。「豆腐ブレッド」は、豆腐・豆乳を使用したやわらかな食感と健康感がポイント。「全粒粉ロール(糖質70%オフ)」は、小麦粉の代わりに大豆粉などを使用し、糖質オフに仕上げた。香ばしい風味も楽しめる。

注力分野のお好み焼は、製造ラインに設備投資し、十字の切れ目を入れて4分割できる「クォータースリット」を導入。より提供しやすくして「にらだく!イカチヂミ(特製ダレ付)」や「山芋とろ~り焼き クォーター」などを発売する。

「まるごとかぼちゃのコロッケ」は、皮から種までかぼちゃを丸ごと使用。甘さ控えめの外包と、甘みが楽しめる内包の二層仕立てとした。

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