スターバックスコーヒージャパンは20日、「フラペチーノ」などのアイスドリンクで店内利用時に繰り返し使えるグラスの導入を3月末から全国約1500店舗で開始することを明らかにした。
店内での快適な飲用体験と環境負荷低減の両立が目的。
20日、全国展開に先駆けて、東京(丸の内、銀座エリア)、京都、静岡など約100 店舗に先行導入した。
繰り返し使える店内グラスは樹脂製でショート・トール用とグランデ・ベンティ用の2サイズを取り揃える。
店内グラス提供は2022年4月から、東京・渋谷エリア、大阪、愛知、福岡などの106店舗で試験導入され検証を重ねてきた。
今回、全国展開で使われる店内グラスは、試験導入で来店客や店舗で働く従業員からの意見を反映させて磨きをかけたものとなる。
「より薄く、目を引くデザインにし、持ちやすくて飲みやすいグラスに仕上げた」(スターバックスコーヒージャパン)という。
試験導入では、来店客から「フラペチーノ」や「キャラメルマキアート」などの商品が「より美味しそうに見える」「グラデーションがきれい」といった声も寄せられ、店内のリユース率が従来の9倍になった店舗もあったという。
そのほか「“ごみ捨て回数が半減したことでお客様と会話する時間に充てられた”といったポジティブな成果にもつながった」という。