ジップ付き袋のみそ2品 使いやすさを追求 富士甚醤油

富士甚醤油は3月上旬から春の新商品として「ジップみそ やさしさ仕立て 九州あわせ」「同 だし入り」の2品を発売する。消費者が既存のみそ商品に対して感じているメリットとデメリットを調査し、使いやすさをとことん追求。ありそうでなかった利便性抜群の商品が誕生した。

同社は九州・四国エリアのみそユーザーを対象に、形態別の使い勝手について調査を実施した。それによると、カップ購入者が感じているメリットは「移し替えなくてよい」「保存しやすい」「取り出しやすい」となった一方、デメリットは「場所をとる」「ゴミがかさばる」「蓋が外れやすい」となった。

また、ガゼット購入者が感じているメリットは「使用するごとに小さくなる」「安価」となった一方、デメリットは「差し替えるのが手間」「高さがあると取りにくい」となった。

この調査から現在のみそユーザーは「差し替え不要」「保存しやすい」「取りやすい」「使用するごとに小さくなり場所をとらない」「ゴミがかさばらない」などのメリットを備えた商品を求めていることがわかった。同社ではこれらのニーズに応える商品を開発した。

新商品の「ジップみそ やさしさ仕立て」シリーズはアルミ製のジップ付き袋を採用。みそが苦手とする光と空気からジッパーの密封性とアルミの遮光性で守り、鮮度を保つ。また、ジップ付きで開け閉めが簡単。高さの低い袋なので、箸やスプーンで取りやすく、場所もとらない。

「九州あわせ」は糀たっぷりで、毎日食べても飽きないやさしい甘さ。税抜350円。「だし入り」は12種の野菜の旨味を楽しめる。だしとり不要で調理が簡単だ。380円。2品とも450g。同社の500gカップに比べてプラスチック使用量を約45%削減した。