9.3 C
Tokyo
9 C
Osaka
2025 / 12 / 18 木曜日
ログイン
English
その他各種イベント・展示会・講演会日本アクセス春季フードコンベンション 各カテゴリーで企画充実

日本アクセス春季フードコンベンション 各カテゴリーで企画充実

日本アクセスは18~19日の2日間、さいたまスーパーアリーナで「春季フードコンベンション2023」(東日本会場)を開催した。出展メーカーは約500社、来場予定者数は2日間で8千900人。「つくる~新時代に向けた新たな価値創造~」をテーマにメーカー各社の新製品やアクセスオリジナルの提案を披露した。

ドライでは、5月に東京・駒沢公園で4年ぶりの開催を予定している「乾麺グランプリ」をアピール。乾麺ブースでは「乾麺GPプレ企画」として出店予定の乾麺の全品試食を実施。「黒い太切り八割蕎麦」(柄木田製粉)や「国内産小麦100%島原手延そうめん極細」(長崎有家手延組合)、話題の「池森そば」などオリジナル商品の提案にも力を入れた。

乾物コーナーでは、国内初となる「有機皮むきいりごま」(マコト)や、食系卸で唯一帳合を持つ佐賀海苔との取り組みによる「有明海産佐賀のり」など、産地・生産者とのつながりを生かしたアクセスオリジナルの留め型商品を多数披露。大豆ミートだけでなく、植物性由来の乾物商品を多数集めたプラントベースフードや、乾物活性化につながる売場提案も注目を集めた。

フルライン戦略推進に向けて重点強化を進める菓子、酒類の提案も強化。菓子では全国各地の銘菓を集めた「ふるさとお菓子総選挙」企画を披露。酒類ではチルド物流網を生かした生酒、クラフトビールを「チル酒」の総称で提案した。また話題となった東スポとのコラボ商品では「大スポポテチどて煮味」や東スポプロデュースの「レモンサワー」などの新商品を紹介した。

新商品グランプリも一新(日本アクセス 春季フードコンベンション2023 東日本会場)
新商品グランプリも一新(日本アクセス 春季フードコンベンション2023 東日本会場)

フローズンでは昨年実施した「チン!するレストラン」の結果をもとにした売場提案や、10回目を迎えた「フローズン・アワード」の企画を紹介。オリジナル商品では、オリジナルのワンプレート弁当やローストレッグなどの惣菜系商品のほか、新カテゴリーとして、Delcyの本格派冷凍ケーキなどを紹介した。

そのほか、チルドでは和・洋日配、乳製品、駅弁の各カテゴリーでトレンドをふまえた売場提案・新商品を多数披露。デリカでは「米・ごはん」「フルーツ」「謎唐」をはじめとする一押し商品を紹介。生鮮コーナーでも、やきとりやマグロなどオリジナルの食材やメニューを軸とした付加価値提案が注目を集めた。

展示会恒例の新商品グランプリは、今シーズンからアクセス独自コンテンツとして実施。インフルエンサーによる情報発信も強化し、3月にグランプリ商品の発表を予定。なお春季フードコンベンションは26~27日に西日本会場(インテックス大阪)、来月には北海道、岡山、九州、中部の各エリアで開催予定。WEB展示会も実施する。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。