自然体験活動を表彰「トム・ソーヤースクール企画コンテスト」 最優秀賞に大阪・瓜破西小 安藤スポーツ・食文化振興財団

安藤スポーツ・食文化振興財団は、「第21回トム・ソーヤースクール企画コンテスト」の審査会をこのほど開き、2022年度の表彰団体として学校部門の最優秀賞となる「文部科学大臣賞」に大阪市立瓜破西小学校(大阪府)、一般部門の最優秀賞となる「安藤百福賞」に観音崎自然博物館(神奈川県)を選定した。2団体には副賞で100万円と「チキンラーメン」1年分を贈呈する。

本コンテストは、「自然体験は子どもたちの体力、創造力、チャレンジ精神を育む」との考えに基づき、全国の学校や団体から自然体験活動の企画案を公募し実施を支援するとともに、優秀な活動団体を表彰している。後援は文部科学省、横浜市ほか。

今年度、「文部科学大臣賞」の大阪市立瓜破西小学校は、「瓜西里山BASEプロジェクト~学校にワクワクと癒しを!~」として、SDGsや生物多様性について学習しながら、自然体験基地のデザインや造成を通じて子どもたちの主体性や創造性を引き出した。

「安藤百福賞」に選ばれた観音崎自然博物館は、「ジュニア生物調査隊(小学部・中学部)」が「強くたくましく生き物を採る!」をキャッチフレーズに、多彩なフィールドで水生生物の調査活動を行い、生物学や環境保全の知識を身に付けていく内容が評価された。ほかに優秀賞、推奨モデル特別賞、トム・ソーヤー奨励賞などを選定。また、自然体験活動の企画案として応募された中から、ユニークで創造性に富んだ内容の50団体に各10万円の実施支援金を贈る。

なお、1月28日に表彰式を安藤百福発明記念館横浜(愛称:カップヌードルミュージアム横浜)で開催。あわせて辛坊治郎氏(元民放解説委員長、海洋冒険家)による講演会を行う。テーマは「太平洋往復横断へのチャレンジ~今、子どもたちに伝えたいこと~」。参加費は無料(事前の申し込み必要)。