防災食の尾西食品は、自動車運転中の災害に備え、携帯おにぎりやミネラルウォーターなど防災食品などが一式入った「車載用防災ミニボックス」を23年1月12日から発売する。
これは今年10月に発売した「車載用防災ボックス」の1人用サイズで、コンパクトなので場所をとらず、トランクやフリースペースなどに収納できる。ホームセンターやカーディーラー、カー用品店などで順次展開を予定している。
ここにきて新潟県などでは記録的な大雪があり、各地で車での立ち往生が発生し、一昼夜、車内に閉じ込められる事態もあった。こうした雪による車のトラブルは毎年発生しており、その対策が望まれていた。日本気象協会でも、「今後も再び大雪が発生する見込み」と警戒を呼びかけている。
ドライバーからの要望に応えて開発された「車載用防災ボックス」は、「自動車運転中に豪雨や豪雪など突然の災害が発生した場合には、交通渋滞に巻き込まれ、車中に長時間閉じ込められる恐れがあるため、こうした時でも安心して過ごしていたくために開発した商品だ」と同社。いざという時の自身のために備えてほしいと訴えている。
今回のミニボックスは、10 月に発売した「車載用防災ボックス」よりもコンパクト設計(長辺240mm、短辺155mm、高さ 130mm、重量1.3kg)になっており、収納スペースが少なくてすみ、手軽さも特徴。
ボックスの材質は、特殊な断熱材を使っており、夏場の高温の環境下でも温度の上昇を抑え、品質の劣化を防ぎながら、車内で保管し続けることができる。
ボックス内の商品は「携帯おにぎり・わかめ」(42g×1袋)、「携帯おにぎり・昆布」(42g×1 袋)、「ライスクッキー・いちご味」(8枚入×1 箱)、「保存水・富士ミネラルウォーター」(500mlPET×1 本)、「携帯トイレ」(2 回分×1 袋)、説明書1枚。
水で戻すだけで食べられるアルファ米とライスクッキーは、アレルギー物質(特定原材料等)28 品目不使用の商品なので、食物アレルギーがある人でも安心して食べられる。水は飲料分も含めて1本入っており、水分補給が可能。携帯トイレは1袋で2回使える。