コロナ禍でテレワークに移行した人も多い。出勤日を減らし、在宅勤務とする人も多いようだ。友人たちの状況をオンラインで聞くと、そのような答えが返ってくる。一方で、空いた時間を持て余している人もいる。
▼友人の多くはネットサーフィンや、オンラインでのドラマ視聴に充てていたが、「充実感が乏しい」とも。充実感があると答えた人は、家の整理整頓や読書、勉強に充てていた。やはり何かしらの目的をもって有意義な行動をすることが充実感をもたらすのだと、改めて感じる。
▼ある友人は「やることが限られるから、仕事や読書に集中できる」と語った。情報が飛び交う職場よりも、安定した環境の方が効率は良いのかもしれない。その人には読書の習慣はなかったのだが、仕事の知見を得るための勉強も始めたとか。15代将軍の徳川慶喜も謹慎中に読書を重ねたといわれており、閉鎖的な環境は新しい知識を得るのに適しているのだろう。
▼明るい兆しが見えにくい時だが、いつか晴れた日には貢献できるよう、この環境を少しでも生かしてみたい。